【韓国語の陽母音と陰母音】基本がわかると発音も文法も怖くない！

陽母音・陰母音とはグループ名のこと

陽母音と陰母音とは、

韓国語の母音をふたつのグループに分類した時のグループ名のことです。

具体的にどのように分類するかは諸説あるようですが、

以下の内容で覚えておけば大丈夫です。

陽母音→ㅏ、ㅗ*のこと
陰母音→ㅏ、ㅗ以外の母音のこと

母音は全部で21個！発音のコツを紹介！

韓国語の母音は、基本母音10個と複合母音(二重母音)11個で構成されており、計21個あります。

【母音21個一覧】
基本母音→ㅏ、ㅑ、ㅓ、ㅕ、ㅗ、ㅛ、ㅜ、ㅠ、ㅡ、ㅣ
複合母音(二重母音)→ㅐ、ㅒ、ㅔ、ㅖ、ㅘ、ㅙ、ㅚ、ㅝ、ㅞ、ㅟ、ㅢ

基本母音10個の発音は以下の通りです。

【基本母音10個の発音】

ㅏ	ㅑ	ㅓ	ㅕ	ㅗ	ㅛ	ㅜ	ㅠ	ㅡ	ㅣ
ア	ヤ	オ	ヨ	オ	ヨ	ウ	ユ	ウ	イ
日本語のあに近い	日本語のやに近い	口を縦に開く	口を縦に開く	日本語のおに近い	日本語のよに近い	日本語のうに近い	日本語のゆに近い	日本語のいの口の形で言う	日本語のいに近い

以下の表は、複合母音11個の発音と母音の組み合わせをまとめたものです。

【複合母音11個の発音と母音の組み合わせ】

ㅐ	ㅒ	ㅔ	ㅖ	ㅘ	ㅙ	ㅚ	ㅝ	ㅞ	ㅟ	ㅢ
エ	イェ	エ	イェ	ワ	ウェ	ウェ	ウォ	ウェ	ウィ	ウィ
口を大きめに開く	ㅐの口の形と同じ	日本語のえに近い	ㅔの口の形と同じ	日本語のわに近い	おとえを同時に言う	おとえを同時に言う	日本語のうぉに近い	日本語のうぇに近い	日本語のうぃに近い	口を横に開く
ㅏ＋ㅣ	ㅑ＋ㅣ	ㅓ＋ㅣ	ㅕ＋ㅣ	ㅗ＋ㅏ	ㅗ＋ㅐ	ㅗ＋ㅣ	ㅜ＋ㅓ	ㅜ＋ㅔ	ㅜ＋ㅣ	ㅡ＋ㅣ

陽母音と陰母音がわかるとこんな文章が作れる！

韓国語で「～です/ます」を使った表現ができるようになります

例1）「가요(行きます)」

가다 (行く)＋아요/어요 (です/ます)
(가다から다を取り除く)
↓
가(※語幹)＋아요/어요
(語幹가の母音はㅏですね。ㅏは陽母音です)
↓
가(※語幹)＋아요/어요
(아요/어요は、語幹の母音が陽母音ならば아요、陰母音ならば어요を使います)
(今回は가の母音が陽母音なので、아요を使います)
↓
가＋아요
(語幹の母音がㅏの時、아요の아は縮約されて無くなります)
↓
가＋요
↓
가요　(完成！)

例2）「맛있어요(美味しいです)」

맛있다 (美味しい)＋아요/어요 (です/ます)
(맛있다から다を取り除く)
↓
맛있(※語幹)＋아요/어요
(語幹の最後の文字있の母音は l ですね。ㅏ、ㅗではないので、陰母音ということがわかります)
↓
맛있(※語幹)＋아요/어요
(아요/어요は、語幹の最後の母音が陽母音ならば아요、陰母音ならば어요を使います)
(今回は맛있の最後の文字있の母音が陰母音なので、어요を使います)
↓
맛있＋어요
↓
맛있어요　(完成！)

例3）「와요(来ます)」

오다 (来る)＋아요/어요 (です/ます)
(오다から다を取り除く)
↓
오(※語幹)＋아요/어요
(語幹오の母音はㅗですね。ㅗは陽母音です)
↓
오(※語幹)＋아요/어요
(아요/어요は、語幹の最後の母音が陽母音ならば아요、陰母音ならば어요を使います)
(今回は오の母音が陽母音なので、아요を使います)
↓
오＋아요
(語幹の母音がㅗの時、「ㅗ＋아요」は「ㅘ요」に縮約されます)
↓
와요　(完成！)

例4）「쉬어요(休みます)」

쉬다 (休む)＋아/어요 (です/ます)
(쉬다から다を取り除く)
↓
쉬(※語幹)＋아요/어요
(語幹쉬の母音はㅟですね。ㅏ、ㅗではないので、陰母音ということがわかります)
↓
쉬(※語幹)＋아요/어요
(아요/어요は、語幹の最後の母音が陽母音ならば아요、陰母音ならば어요を使います)
(今回は쉬の母音が陰母音なので、어요を使います)
↓
쉬＋어요
↓
쉬어요　(完成！)

【例外】하다(する)を「します」に言い換えると해요になる

하다(する)を「します」に言い換えると해요になります。

今回紹介した内容以外にも、陽母音と陰母音を使った表現がたくさんあります。

慣れないうちは、上記の例1から例4のように単語を分解しながら考えるとわかりやすいです。

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